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ちまたでうわさの麻疹(はしか)の話題(1)

[2018.05.07]

麻疹の流行が現在話題となっています。

感染症の流行については「感染る」「重症化する」などの不安感、恐怖感がニュースなどでどうしても先行しがちです。怖がらず、しかしひるまず対応するにはどうするべきか?「麻疹(はしか)」について整理してまとめてみたので2回にわたって書きます。

<麻疹(はしか)って?>

以前からあったはしか(麻疹)の感染。私の子供の頃はかかるのが当たり前の感染症でした。ワクチン接種が義務化されたことによって駆逐されかけており発生数は激減しています。
が、その問題点もいくつかあるようで。。
2018年春先から沖縄で集団発生が認められ、にわかに世間を騒がしている。麻疹に関してお問い合わせ、ワクチン接種に関しての相談もちらほら見られます。正しい認識が必要です。

以下、記事の引用となります。。https://www.huffingtonpost.jp/…/24/measlestravel_a_23419200/

 はしかが沖縄で流行中、専門医がGW旅行「キャンセルよりワクチンを」と呼びかけるわけ
「かつて、はしかは日本社会に定着していました。たびたび流行が起きて、すべての日本人が大人になるまでに感染していたのです。よって、ほとんどの中高年は、すでに感染しているものと考えられます。このため、おおむね50歳以上の方は、はしかに感染する心配はないと考えられます。

一方、1977年生まれ以降、はしかのワクチンが定期接種となります。これにより、はしかが日本社会から排除されはじめます。ワクチンを接種している人が多数いることで、接種していない人でも感染せずにすむようになりました。さらに、1977年から1990年生まれまでの定期接種は1回のみだったので、この世代の、はしかの免疫は次第に落ちていきました。

こうして、はしかに感染したこともなく、免疫も十分にないという世代が日本に生じてしまったのですね。これが、しばしば発生しているはしか流行の原因です。幸い、1990年生まれ以降は2回接種が定着していますから、1977年から1990年生まれ世代がワクチンを打てば、日本社会は本当の意味で、はしかを排除することになるのでしょう。」

ワクチン接種もせず、感染もせず、うまいことすり抜けてきた人が多数いるようです。


<どのような感染症なの?>
麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。感染力が極めて強く、死亡することもある重症の感染症
空気感染、飛沫感染、接触感染、いずれの方法によっても感染します。
→こういう書き方をすると不当に不安をあおることになりますが、とにかく慌てず適切な対応を心がけましょう。

<どのような症状が出るの?>
まずは発熱!!
10〜12日の潜伏期ののち、発熱で発症します。

発熱期は咳、鼻水、結膜炎症状が強く、38℃以上の発熱が数日続きます。病気の経過中、いちばん感染力が強い時期です。

次に発疹!!
その後、いったん解熱傾向を示しますが、すぐに耳後部付近から発疹が現れるとともに、39℃以上の発熱が数日続きます。

発疹出現前後1、2日間に、
口腔粘膜(臼歯の横付近)に白い粘膜疹(コプリック斑)
が現れます。
この粘膜疹は麻疹に特徴的であるため、これを確認して麻疹と臨床診断されることがほとんどです。

発疹はその後、顔面、体幹、手足に広がって全身の発疹となり、数日後、色素沈着を残して回復に向かいます。

合併症に注意!!
肺炎、中耳炎を合併することが多く、
1000人に0.5〜1人の割合で脳炎を合併します。

また、麻疹ウイルスに感染後、とくに学童期に発症することの多い中枢神経疾患として、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)があります。知能障害、運動障害、ミオクローヌスなどの症状を示し、発症から平均6〜9カ月で死亡する進行性の予後不良な疾患です。
発症頻度は麻疹にかかった10万人に1人程度といわれています。

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不安を煽っているわけではありません。適切な対応が必要なわけです。無用な予知不安はNGですよ

第2弾も数日以内にUPしますね(*^_^*)

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