当院で拝見できる疾患(7) 在宅医療および往診
在宅医療は患者さまのお宅に医師がお伺いして直接診察し、なるべくそのご家庭に合った方針に沿って治療を提供するものです。
ただ患者さんの状況は様々です
- 脳卒中など大きな病気をされて病院から退院されてきた
- 年齢を重ねていって体力が低下してしまって通院できなくなった
- がん治療の末期で痛みのコントロールし自宅で終末期をむかえる
病院に入院しているわけではないので、「やれる範囲で」「お家でできる治療」ということが基本となります。もちろん急変時に駆けつけて訪問診療レベルで対応できないこともあるでしょう。その際には適切な医療機関をご紹介差し上げる、という使命があるのだと思います。
いずれにしても患者さん本人だけでなく介護されるご家族の心情を察する、疲労を緩和することに目を向ける必要があります。ご家族丸ごと拝見する、という気持ちがなければいけないと肝に銘じています。
当院は外来患者さんを見ながらとなりますので、どうしても配慮できないときがあるかもしれません。でも力の及ぶ範囲で最大限努力させていただきます。
在宅医療、訪問診療、往診のご依頼、ご質問をお待ちしています。