先日、杏林大学医学部6年生の学生さんが1週間にわたり当クリニックを見学しました。彼は両親ともに医師という背景を持ち、将来に向けて実際の診療現場を見て学ぶ貴重な機会となりました。

見学の内容としては、私（院長：内科・整形外科・外科担当）、妻（眼科担当）、そして義父（整形外科専門）が担当する外来診療を、それぞれの分野ごとに体験してもらいました。診療の進め方や患者さんとのコミュニケーション、そして各科の診療の特徴について、多くのことを吸収してもらえたと思います。

また、水曜日には訪問診療にも部分的に同行してもらいました。私が行う訪問診療は、自転車を使って近隣地域を回るスタイルで、今回も距離的に無理のない範囲で同行していただきました。自宅での診療はクリニックとは異なるアプローチが求められるため、学生さんにとっても新鮮な体験となったようです。

私自身も父親が皮膚科医であり、幼い頃から医療の現場が身近にありました。そのため、同じように親が医師であるこの学生さんの姿を見て、親子で同じ業務に携わることの喜びを改めて感じました。医療の道を共有できることは、大きな幸せであり、誇りでもあります。

学生さんにはこれからの勉強や研修を通じて、ぜひ立派な医師になっていただきたいと願っています。

浜田山ファミリークリニックでは、このような見学の機会を通じて、次世代の医療人の育成に少しでも貢献できればと思います。